樹木希林さんから学べた役者人生とは

今は亡き女優さんである。(令和以前に生まれた方はご存知の方が多いはずですね)

詳細についてはWikiを参照。

役者人生の大半を、老け役で演じて来た事に注目してみました。すると、なんだか面白い役者さんの世界が見えたわけです。

🌾樹木希林さんの様に若い頃から老け役をやると言うのはそう簡単にできるはずではない、のにも関わらず、樹木希林さんは、映画やドラマなどテレビに多く出ていたわけです。そこに何か秘密があるはず。

・役者としての人生は最高でしたか？

🌾樹木希林さん自身は若い頃から老け役を演じれた事を心の底から良かったと思っていたのかはわかりませんが、

僕の考えだと、老け役を演じてたからこそ樹木希林さんは大スターになれたのだと樹木希林さんについて調べ考えました。もちろんそれだけでは無いですよ。

樹木希林さんを僕がテレビで見た記憶のある番組は映画の東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜で、それから映画の『あん』だったりと覚えていないだけで、たくさん見ていると思います。

🌾『120の遺言』を読みましたが樹木希林さんの人柄がすごいにじみ出ている作品ですのでおすすめですね。

20代の女優さん達で樹木希林さんの様に老け役というのをできる女優さんはどの位いるでしょうか。

現代の女優さんは可愛かったり、美人だったりと。1000年に一度と言われるほどまでの女優さんも出てきているわけですが。10年後、20年後も果たしてテレビに出ているでしょうか。

今20代の女優に足りないものというのは『女優としての寿命』です。（もちろんそれ以外もありますが）

それは可愛い女優ではなく庶民的な、至って普通の女性が女優人生を細く長く続ける上で重要になってくるのではと考えました。

それは、樹木希林さんが庶民的だったからこそ長く万人受けしたのだと考えたからです。

🌾また、若い頃から老け役をやっていたからこそ、樹木希林さん自身、歳を取るにつれて役にもより味が出てくるわけです。

本当は20代で華やかな女優人生を送り、歳をとっても役を演じられるのが良いのですが、、、現実的には難しい話で、そういった所でいうと俳優の世界も厳しいのですね。

『万引き家族』 (初めの一歩は視聴済み)では自身の入れ歯を外し、映画に励んだとお話をされていた様で。

その理由がとても希林さんの人柄というのが感じられました。

『人間が老いていく、壊れていく姿というのを見せたかった。』

『高齢者と生活する人も少なくなって、今はそういうのをみんな知らないでしょう？』

求められている以上の映画の役作りをしている様を感じられ、『万引き家族』では僕の中では希林さんが足の爪を切っているシーンなどのだらしなさ、を演出していたり。演じるだけではなくて視聴者の目線などを考えて表現していく希林さんの役作りに感動しました。

演じるというよりも、日常の普通の動作、いわゆる普段の習慣だったりというのを普通にやっているだけの様に僕には見えました。普通というのは演じるのが一番難しいはず。

そう言ったところも含めて今の女優さん達の中には無いものがあり、希林さんの魅力だと感じました。

hajimeno_ippo